東京都千代田区にある税理士事務所|知って得する税金講座
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287時間目 [ 年末調整書類の記載事項に変更等が生じた場合 ]

2024年12月02日(月) テーマ:所得税
みなさん、こんにちは。

今年最後の『知って得する税金講座』です。

今年1年を振り返ると、
日本においてだけでも、
いろいろなことがありました。

オリンピック金メダルなどのうれしい出来事もあれば、
能登地震などの悲しい出来事もあった1年でした。

復興に向けてご尽力されている方もいらっしゃると思いますし、
世界ではいろいろと不穏な出来事も生じていますが、
できれば来年は、
私たち一人ひとりにとって、
今年より少しでもよい年と思える1年になってくれればと思います。

さて、毎年12月は年末調整の時期です。

多くの会社において、
12月の給与支給日までに年末調整作業を完了しているため、
各従業員は、
12月初旬頃までには、
年末調整の書類を会社に提出しているのではないでしょうか。

年末調整の書類には、
配偶者や扶養親族、保険料などの記載事項がありますが、
書類を提出した後、12月31日までの間に、
ご結婚されたり、お子さんが生まれたり、
新たな保険契約を締結して保険料を支払ったり
ということもあるでしょう。

これらの事項を追加で記載することによって、
所得税の金額は減少します。

もし、このようなことがあった場合は、
まず、年末調整の担当者に相談してみましょう。
相談する時期によっては年末調整のやり直しをしてもらえます。

また、
配偶者控除や扶養親族控除の対象としていた方について、
予想よりも多い収入があったため、
実際には配偶者控除等の対象ではなかった場合は、
本来の所得税よりも少なく算定されていますので、
必ず担当者へ報告してください。

その他にも、
年末調整の書類に記載した内容に、
変更や間違いがあるケースがあることと思います。

会社側においても、
もし変更等があった場合は、
できるだけ早く報告してもらうよう、
各従業員へ周知することが必要です。

年末調整を正確に、効率的に行うためには、
担当者と従業員の連携が重要なポイントです。

今年の年末調整も、
みんなで協力して頑張りましょう!

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