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240時間目 [ 有価証券の期末評価 ]

2021年01月05日(火) テーマ:法人税
あけましておめでとうございます。

今年も『知って得する税金講座』から、
様々な情報をお伝えしていきます。

今回で240時間目の税金講座となりました。
300時間目を目指して頑張っていきますので、
よろしくお願いいたします。

今回は、前回お伝えする予定だった、
有価証券の期末評価についてです。

前々回に、
有価証券の区分は次の3つに分かれるということを
お伝えしました。

①売買目的有価証券
②満期保有目的等有価証券
③その他の有価証券

まず、①の売買目的有価証券ですが、
事業年度終了の時に保有している場合は、
時価法により評価した金額とします。

例えば上場株式の場合は、
決算日の最終の株価で評価することになります。

一方、
②や③の売買目的ではない有価証券は、
原価法で評価することになります。

なお、償還有価証券については、
償却原価法を適用して算定します。

このように、
有価証券の区分によって、
決算時の評価方法が異なります。

売買有価証券については、
決算時に株価が大きく減少している場合は、
保有しているだけで、
大きな利益または損失が生じることもあります。

なお、決算時に生じた評価益や評価損について、
翌期の取り扱いにも注意が必要です。

有価証券を譲渡する際の原価の額の計算方法など、
有価証券に関する取り扱いは、
期末評価だけでなく、
いろいろな場面で定められています。

有価証券を取得する際、
特に売買目的有価証券を取得する際は、
メリットだけでなく、
様々なリスクも把握した上で、
取得するかどうかを判断していただければと思います。

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