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251時間目 [ インボイス制度への対応 ~売り手側~ ]

2021年12月01日(水) テーマ:消費税
みなさん、こんにちは。

前回は、
インボイス制度の買い手側における、
事前準備についてお伝えしました。

今回は、
改めて売り手側の事前準備について、
考えていきましょう。

インボイス制度が始まると、
現在と比較して、
請求書や領収書に記載すべき事項が異なります。

もちろん、
現在と同じ事項もありますが、
新規に記載しなければならない点もあるのです。

売り手側の準備をひと言で簡単に言うと、
インボイスとする請求書やレシート、領収書などの準備です。

簡単にお伝えしましたが、
この準備にはいろいろなことが含まれています。

・適格請求書発行事業者の登録申請の検討
・請求書などのインボイスとする書類の様式の変更
・インボイス制度に関わる従業員の教育
・レジシステムや取引先との共有システムの変更

他にもありますが、
これらの取り上げた内容だけでも、
すぐに準備できるものではありません。

特に免税事業者は、
最初の適格請求書発行事業者になるかどうかで、
得意先との交渉も含めて、
じっくりと検討してかなければなりません。

前回、買い手側としての事前準備や、
インボイス制度開始後の確認作業等について、
大きな負担となるとお伝えしましたが、
売り手側としての準備についても、
みなさんの会社等の対応次第で、
得意先側の金銭面の負担につながることがあるため、
今後の事業に支障をきたさないよう、
しっかりと検討・準備を進める必要があります。

インボイス制度について、
「まだ先の話」とか、
「直前に考えよう」とか
思われている方もいるかもしれません。

確かに開始予定日まで、
まだ約2年程ありますが、
ぜひ一度、インボイス制度について、
どのような対応が必要なのか考えてみてください。

その上で、
これからの2年のスケジュールを
定めていただければと思います。

事業を行われているみなさんは、
売り手側でもあり買い手側でもあります。

どちらの事前準備も怠ることなく、
インボイス制度の開始に備えていきましょう。

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