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41時間目 [ 平成23年度の扶養控除 ]

2011年01月17日(月) テーマ:所得税
みなさん、こんにちは。

さて今回は、
所得税を計算する際の『扶養控除』についてご説明します。

扶養控除というのは、
所得税を計算する際の「所得控除」の一つで、
税率をかける前の金額を少なくすることができる制度です。

ちなみに、
税率をかけた後の税金の金額を少なくする制度は、
「税額控除」といいまして、
みなさんがよく知っている「住宅ローン控除」などが
これに該当します。

計算式にするとこんな感じです。
(所得金額-所得控除)×税率-税額控除

話を扶養控除に戻しますが、
昨年、平成22年において、
22歳までの扶養親族に対する扶養控除は、
次のような金額でした。

・0歳~15歳→380,000
・16歳~22歳→630,000円
 ※同居特別障害者以外の扶養控除額

これが、平成23年からはこうなります。

・0歳~15歳→0円
・16歳~18歳→380,000円
・19歳~22歳630,000円


減額になった理由は、
平成22年4月から始まった子ども手当です。

子育てを応援する制度として創設されたものですが、
それまでの児童手当も廃止になりましたので、
どれだけ家計が楽になったかは一概には言えません。

何はともあれ、
所得控除の金額が改正になったために、
平成23年1月分の給与から、
源泉徴収する所得税の金額も
変更になっています。

給与計算のご担当の方は、
新しい源泉徴収税額表を参考にするようにしてください。
また、給与計算ソフトを利用されている方は、
バージョンアップが必要ですので注意してくださいね。

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所得税 扶養控除 源泉所得税

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